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SIM-Driveはタジマ次世代モビリティ事業部に統合されました。

技術・開発

エーリカ車両
エリーカ (Eliica; Electric Lithium-Ion Car)

SIM-Drive設立の原点となった、慶應義塾大学開発の「エリーカ」。
2004年に製作され、8輪駆動インホイールモーターによって最高速度370km/hを記録した。

【車両仕様】
全長×全幅×全高:5100×1900×1365mm
車両重量:2400kg
定員:5名
電池種類:リチウムイオン

SIM-Drive

自動車のタイヤホイールの中に直接モータを内蔵させることで車体の軽量化や動力伝達のロス、騒音を抑える動力システム。
4輪車2輪駆動、4輪車4輪駆動、8輪車8輪駆動など様々な駆動方式に対応しています。 グランドアップ車(新規に設計する自動車)のみならず、既存の自動車(新車・中古車共に)へも取り付けることが可能です。

Shimizu In wheel Motor-Drive

SIM-Driveが考える電気自動車はインホイールモーター、インバーター、電池から成る駆動系とこれを搭載するプラットフォームから成ります。 SIM-Driveが認証したコンポーネントを用いた電気自動車へは「by SIM-Drive」 ロゴをライセンスいたします。

 

インホイールモーター

インホイールモーター

タイヤホイールの中にモーターを内蔵させる技術です。
モーターの小型化、高効率化により実現させることが出来ました。
高いエネルギー効率と、空間利用効率の拡大、高い制御性といった利点があります。
SIM-Driveの中核技術となります。
当インホイールモーターにより、エンジンの替わりにモーターを搭載する方式に比べて、30%以上の航続距離の伸長を可能とします。

 

Platform by SIM-Drive

Platform by SIM-Drive
Platform by SIM-Driveは車輪の中と床下に設けられる強固なフレーム構造の中に走行に必要な主要部品の全てを収納する技術です。 中心となる技術はタイヤホイールに内蔵されたインホイールモーターと、床下に置かれる強固で中空の構造を持つコンポーネントビルトイン式フレームです。 これにより、車・インホイールモーターの効率の良さ、車体重量の軽減、デザインの自由度の向上にともなう空気抵抗の低減で、航続距離の著しい伸長が可能です。また、走行が安定し、且つ衝突安全性を確保することが出来ると同時に、車内の空間を広くとることが出来るようになります。 さらに、シャーシ自体の構造をきわめて単純することができます。 すべての車輪にインホイールモーターを取り付けることで大きな加速力を得ることも可能です。
 

オンボード ダイレクト ドライブ

Platform by SIM-Drive
オンボード ダイレクト ドライブは 図1に示すようにダイレクトドライブ型モーターを左右の駆動輪に一個ずつ搭載し、ドライブシャフトを介する方式です。 モーターがボンネット内に収納されるため、既存のサスペンション構造を変更せずに実現することが可能です。この結果、コンバージョン型の電気自動車でもこの技術の適用が可能です。
 

4輪独立制御

4輪独立制御は、各輪にモータが実装されているという特徴を活かして、車体の姿勢、荷重配分、加速度に応じて、各輪の駆動力を独立に制御する方式です。この制御により、以下の効果が期待出来ます。

  • 安定した高速走行性能、旋回性能。
  • スリップ防止。
  • 車両姿勢の安定。
  • 乗り心地の向上。
  • 電費の向上、1充電航続距離の伸長。
  • ブレーキ機構の簡素化。